( ^ω^)強要されているようです


( ・∀・)「来たよ来たよ来たよ!強要されているようです!」

川 ゚ -゚)「いつもにも増してテンションが気持ち悪いな……一体どうした?」

( ・∀・)「僕、この作者さんの話大好きなんですよー」

川 ゚ -゚)「ふむ……『俺は( ^ω^)のペットのようです』を書いた人だな。
      どこらへんが大好きなんだ?」

(;・∀・)「え……。えっと……ぜ、全部!」

川 ゚ -゚)「えらく抽象的だな。そんなんで、ファンを名乗れると思っているのか?」

(;・∀・)「ぐっ……」



川 ゚ -゚)「この作品の大きな特徴は、最初から最後まで一貫した秘密がある、ということだ」

( ・∀・)「一貫した秘密……?」

川 ゚ -゚)「この話では、ブーン達が『しりとりをしている』という秘密がある」

( ・∀・)「俺ペットでは、『実は女』という秘密がありましたね……」

川 ゚ -゚)「この秘密がもたらす結果は、クライマックスの衝撃、読後の心地よさ、だ」

( ・∀・)「確かに、読み終わったあと、スッキリした感じがありました……」

川 ゚ -゚)「これを細かく散りばめたりすると、いわゆる『伏線』というものになるんだ」

( ・∀・)「なるほど……ってことは、この作品は上手く伏線を張れていたから面白い、ということですか?」

川 ゚ -゚)「今回は伏線とは違うんだが……話すと長くなりそうだから、それは置いておく。
     一つだけいえるのは、これだけ短い話の中で読者をあっと言わせることは、とても難しいということだ」

( ・∀・)「(コイツ仕事サボったな……)
      確かに、完全に読者の意表を付いた感じでしたね」

川 ゚ -゚)「それだけ、全体を通しての『流れ』が上手かったんだ。
     しりとりを感じさせないような会話、途中途中で出されるヒント、そして、答」

( ・∀・)「読者をも作品に引きずりこんでいる……?」

川 ゚ -゚)「そう。この話は、読者を引きずりこんだ、一種のゲームなんだ」

( ・∀・)「なるほど……!!だから、答えが分かるとあんなにスッキリするんだ!」

川 ゚ -゚)「そういう事だ。クイズの答えが分かるということは、一種の快感だからな」




( ・∀・)「凄いなぁ……いつか僕も、あんな作品を書けるようになりたい……」

川 ゚ -゚)ノシ「無理無理」

(;・∀・)「な……! いや、なりますよ!絶対になってやりますよ!」

川 ゚ -゚)「精々無駄な努力をすることだな」



川 ゚ -゚)(全く……世話のやける奴だ)


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