('ー`*川「ようこそ、ネバーランドへ」
ショボンが孤児院に来た次の日。
その日はショボンに対する歓迎会が開かれた。
( ^ω^)「ショボン君初めましてだお」
ξ*゚⊿゚)ξ「あ、挨拶なんてしないんだから」
川 ゚ -゚)「ツン、せっかくの歓迎会がつまらなくなるだろう?」
それぞれの子供達が、各々に言いたいことを言う。
(*´・ω・`)「あ、よろしくね」
少しだけ、頬を紅潮させてショボンは言う。
( ^ω^)「お、ショボン君は大人しいお」
ξ゚⊿゚)ξ「女みたい、もっとシャキッとしなさいよ」
川 ゚ -゚)「ツンはもっとおしとやかになるべきだな」
(*´・ω・`)(なんか、楽しいや)
未体験の喧騒はショボンの心を深く彩った。
( ^ω^)「でも、ショボン君て女の子みたいだお」
(´・ω・`)「え、ホントに?」
川 ゚ -゚)「いやいや、ブーンが言っているのは目鼻立ちのことだよ」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね、ショボンは女装してみる?」
川 ゚ -゚)「いや、強制的にして貰おうじゃないか」
(;^ω^)「クー、それは無いお」
やはり、各々が勝手に主張している。
だが、そんな喧騒はとても微笑ましいものだった。
('ー`*川「…」
ペニサスは無事にショボンが子供達に溶け込めたのを見て、安堵の笑みを零す。
('、`*川「カツラと小さなドレスが有るんだけど、どうする?」
川 ゚ -゚)「流石、ペニサス姉さんだ
話が良く分かっている」
ξ゚ー゚)ξ「拒否権は無いわよ~」
(;´・ω・`)「え、あ?」
ξ゚ー゚)ξ川 ゚ー゚)「スタンバイ」
(;´・ω・`)「ホントにやるの?」
ξ゚ー゚)ξ川 ゚ー゚)ジリジリ
(;´・ω・`)「ヒッ」
いやああああああああああああああ
ζ´;ω;`)ζ「酷いや」
強制的に女装させられたショボン。
なかなか似合っているのだが、何処か可笑しい。
ξ゚ー゚)ξ「クスクス」
川 ゚ー゚)「ニヤニヤ」
悪魔は微笑む。
いや、嘲り笑う。
(;^ω^)「ショボン君、僕のせいでごめんお」
謝罪をいれるが、ショボンは耳を塞いでいるので届くことは無い。
(;^ω^)「で、でも、とっても似合ってるお、素敵だお」
今のこの場でそのフォローは、逆効果である。
ζ´゜ω゜`)ζ「うるさいんだよ、バカにすんな!
僕だって男なんだぞ!」
目をカッと見開き、ツン達を睨みつける。
が、頭に付いている付属品のせいでまるで怖く無いどころか、まるっきりギャグになっていた。
ξ*ノ゚∀゚)ξノ「かかか、顔がっ!
腹痛い、許して~」
川 *゚∀゚)9m「プギャー」
( *^ω^)「ぷっ」
ζ´;ω;`)ζ「うわ~ん」
部屋には、嗚咽と馬鹿笑いが響いている。
ξ゚⊿゚)ξ「さて、冗談はこれぐらいにして」
( ^ω^)(あ、冗談なんだ)
川 ゚ -゚)(私はマジだったのだが)
ξ゚⊿゚)ξ「お互いにきちんと自己紹介しましょ」
ζ´・ω・`)ζ「最初っからそうしようよ」
( ^ω^)「まずはショボン君から頼むお」
ショボンがここに来てようやく良い意味での主役になれる瞬間が来た。
(´・ω・`)「ショボンです
好きなものは栗の花です
嫌いなものはカツラとドレスです」
( ^ω^)(栗…の……花…?)
ξ゚⊿゚)ξ「次、ブーン」
( ^ω^)「ブーンですお
趣味はお絵かきと絵本を読むことだお
好きなものは食べ物
嫌いなものはお化けだお」
( ^ω^)つξ゚⊿゚)ξ「僕の絵だお」
(´・ω・`)「すご!」
川 ゚ -゚)「なかなか上手いんだよな」
ξ゚⊿゚)ξ「何であたしがモデルなの?」
( ^ω^)「そんなことはどうても良いお、次はツンだお」
川 ゚ -゚)(ブーンの奴、ませおってからに)
ξ゚⊿゚)ξ「ツン
趣味、裁縫
好きなものは刺繍
嫌いなものは魚です」
ξ゚⊿゚)ξつ( ^ω^)「刺繍の例」
( ^ω^)「何で僕がモデルなんだお?」
川 ゚ -゚)(ツンもませおってからに)
ξ#゚⊿゚)ξ「それこそどうでも良いじゃない」
(;^ω^)「なんかすまんお」
ξ゚⊿゚)ξ「次はクー」
川 ゚ -゚)「クー
趣味は、無いな
好きなものはここだ
嫌いなものは臭いもの」
( ^ω^)ビク
ξ゚⊿゚)ξピク
川 ゚ -゚)「特に絵本みたいな、ラブコメだな」
('、 `*川「自己紹介は終わった?」
(´・ω・`)「はい」
('、 `*川「じゃ、後はみんなでパーティーを楽しみましょ」
('、 `*川ネバーランドのようです
二章
終わり